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  • 2016年11月9日(水)

[あおトピ]秋の八甲田 ロープウェー駅から見下ろした眼下の風景に驚愕!

凍った針葉樹の下に色づいた木々、その先には秋の市街地と陸奥湾が見える
凍った針葉樹の下に色づいた木々、その先には秋の市街地と陸奥湾が見える
吹き付けた雪が枝に張り付き、凍っていた。したには紅葉した林が広がる
吹き付けた雪が枝に張り付き、凍っていた。したには紅葉した林が広がる
いい感じに色づいた八甲田ロープウェーの山麓駅付近
いい感じに色づいた八甲田ロープウェーの山麓駅付近

 青森県内で、最も早く紅葉が楽しめる名所の一つ、八甲田連峰。ここは、下界とは違ったスピードで進んで行く、季節の移ろいを感じることができる青森県民にとっても特別な場所。10月末、八甲田ロープウェーで山頂駅まで上がると、眼下には驚愕の風景が広がっていた!

 八甲田連峰は、青森市の南方にそびえる八甲田火山群の総称で、1585㍍の主峰・大岳をはじめ高田大岳、井戸岳、赤倉岳、前嶽、田茂萢岳、小岳、硫黄岳、石倉岳、雛岳の10の山々を北八甲田、櫛ヶ峰をはじめ6峰の山々を南八甲田と呼んでいる。明治時代、死者199人を出した青森歩兵第5連隊の雪中行軍の遭難場所となり、故高倉健主演でこの遭難事件が映画化されたので、知っている人も多いのでは。え?知らない?(笑)

 青森市の中心市街地から車で約40分。八甲田ロープウェー山麓駅付近の木々はいい具合に色づいていた。紅葉を眺めつつ、日本語、中国語、英語が飛び交う乗り場で、観光客に交じって並ぶこと約1時間。ようやくゴンドラに乗り込み、約10分かけて標高1324メートルの山頂駅に向かった。約100人が乗れるゴンドラ内で、ぎゅうぎゅう詰めの隙間から下界を眺めていると、植物の植生が変わっていくのが分かる。山頂駅までは約1460メートル。高低差は約650メートルあり、標高1000メートルくらいまではブナ林でカラフルだが、それより上はアオモリトドマツなどの針葉樹が主体になり緑が多くなる。1400メートル以上の高地になるとハイマツの群生が見られ、ナナカマドなどの低木が混成する。

 徐々に色が変わる景色を見つつ、ふと、山麓駅側に目を向けると、木が白く輝いている。雪かと思い、ん?と目をこすってあらためて見ると、雪ではなく、枝に氷が張り付いていると分かった。

 これだけなら「山だもの」と、さほど驚くことではないが、山麓駅わきの展望所からみた景色がすごかった。手前は凍った枯れ枝や針葉樹、その下には色づいた木々が広がり、さらに下には秋の街並み、陸奥湾と、冬から秋にかけての季節の色がグラデーションになって広がっていたのだ。地元民としてここには何度も来ているが、こんな景色を見たのは初めて。針葉樹についた氷は時間をかけてゆっくり大きくなり、「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷に成長する。冬の八甲田ではスキーも楽しめ、首都圏や海外からも毎年訪れるリピーターが少なくないとか。季節は足早に進む。次は大きく育った樹氷を観に来よう。(C)

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